Chemistry

化学系

化学(材料)系

高校の化学を延長していく分野ですが,最近では生物を取り入れてきています。材料系は化学系の中の1分野ですが,生物を取り入れていく方法と,物理を取り入れていく方法の2つの方向性があります。基本的には,医薬品を含む新しい物質の開発や高機能性素材の開発が中心になっています。女子学生の比率が高いのも,特色の1つです。

高校の化学では様々なことを学びます。有機化学や高分子・天然物はどのように使われるのか理解しやすいと思いますが,化学結合・酸塩基・酸化還元は何に使うのだろうと思うかもしれません。新化合物開発の基礎知識になったり,様々な微量物質の分析の基礎知識になります。もちろん,新しい電池の開発も化学系の仕事です。


LinkIcon名古屋大学 化学・生物工学科
LinkIcon名古屋工業大学 生命・応用化学科
LinkIcon岐阜大学 化学・生命工学科
LinkIcon三重大学 分子素材工学科
LinkIcon静岡大学 化学バイオ工学科
LinkIcon豊橋技術科学大学 環境・生命工学コース
LinkIcon愛知工業大学 応用化学科
LinkIcon大同大学 総合デザイン学科 かおりデザイン専攻
LinkIcon中部大学 応用化学科
LinkIcon豊田工業大学 物質工学分野
LinkIcon名城大学 応用化学科



【主な就職先】
三菱化学,日立化成,住友化学,旭化成
花王,メナード,ホーユー,カネボウ,ホーユー
トヨタ紡織,豊田合成,JSR,住友理工,ブリジストン
塩野義製薬,ゼリア新薬,田辺三菱,テバ製薬
カゴメ,日油,竹本油脂,ミツカン

【one point】
工学部の化学系は,今は薬学や医学分野も対象としています。DDS(Drug Delivery System)という言葉を聞いたことがありますか? 例えば,頭が痛いから頭痛薬を飲みます。飲んだ頭痛薬は全身に回ります。肝心な頭には1割も届いていない状況です。これをやめて,悪いところだけに薬を送ろうというのがDDSという考え方です。でも,頭痛薬と言っても頭に集まるようなパーツを付けると副作用が出たり,予想外な働きを示すことがあります。そこで,カプセルに細工をするわけです。頭だけで割れるカプセル(実を言うと・・難しくてまだうまく出来ていない・・のが現状です。頭は特殊なのですよ!!)に薬を入れて送り込むという方法です。今は,直径0.02mmのカプセルまで出来ています。カプセル素材はプラスチックです。プラスチックの開発は,今でも工学部の仕事です。工学部無くしては,新しい医療もあり得ないのです。この点は忘れないでください。